オバチャンの幻

はいどーも、実はすでに先週の金曜に
関西に帰国しております。おはこんばんちは。
別に僕の仕事の話なんて皆さんにとっては
どうでもいいことでしょうから、別ネタを。





今日、とある駅に定期を買いに行ったんですよ。
用紙に記入を済ませ、駅の構内にある定期売り場の
窓口に持って行ったんです。





黄色いジャンパーを羽織った、
どっから見てもオバチャン、そうです、
俗に言うオバチャン・オブ・ザ・オバチャンが
対応してくれたんですが・・って、ややこいな!
もうただのオバチャンでええわ!
あー、えーと、ヨゴロ・・あっ間違えた
オバチャンが対応してくれたんですよ。普通のオバチャンね。





僕が用紙を差し出すと、そのモンキーパンチは・・
じゃなくてオバチャンは、ものすごい不安げな顔をしながら
受け取ると、開口一番、






「えーと、これって定期の記入用紙やっけ?」





いやいやいやいや!
別にタメ口なのは良いんですよ、そんなことよりも
あんた定期売り場の窓口にいるんちゃうんかいな、と。
言うなれば、バナナを叩き売りしてるオッサンが
自分の売り物のバナナを指差しながら
「これバイブだっけバナナだっけ」
と客に聞いてるようなもんですよ。
それくらいに間抜けなやり取りですよこれは。






「は、はぁ・・そのはずなんですが」


「あーほんまや。ここに書いてあるもんなあ通勤定期用って。ガハハ」


何がガハハだ、と思いながら僕としては
ものすごい不安ですよ。
果たしてこのパートさんは正確な定期を僕に
発行してくれるんだろうか、とね。





「えっなに、なにこれ、バスと連絡させるの、これ」


「そうです、この○○駅からバスで○○まで・・」


「えっ画面切り替らへんでこれ、無理ちゃうの」


「いやいや、そんなはずは・・」


「あっいけたいけた。ガハハ。あれ、でもこんな停留所ないで」


「いやいや、必ずあるんで調べて頂けます?」


「ん〜・・つながってへんのとちゃうか、この駅からそこへは。」


「でも昨日このルートで実際帰ってきたんで・・」


「うーん、『行き』は無理なんとちゃうかなぁ・・」





このやり取りを見ていただけると分かるように、
このオバチャンは完全にモグリですよ。
仕事何も分かっちゃいねえ!やっつけすぎでしょ、これ。
さあ怒ってみるか、あるいは冷静に退職をお奨めしようか、
どちらにしようか考えていた時、
やっと他の職員がやって来てそのオバチャンをどかして
対応してくれました。





っていうか何だったんだあのオバチャンは。
僕だけに見えた幻なんですかね。