あいのうた

師走ですね。一ヶ月後には2005年が「ゆく年」になるわけです。
毎年毎年言ってることですが、ほんま一年ってあっという間ですね。
個人的な話ですが、わたくし来年の8月には24歳になるわけでして
24歳ってのはオヤジがオカンと結婚した時の年齢でもあります。
てなわけで来年の抱負・・いや、残りわずかな今年一ヶ月も
含めるとしましょう。明日からの抱負を一言。

日テレのドラマ「あいのうた」に触発された僕が
発する抱負はズバリこれだ。


愛されることばかり望まずに
愛を与えられる人になる


愛って照れくさい言葉に思えますが、それは
「愛=男女間の恋愛」という狭い捉え方をしているからでしょう。
友人や家族や、その他色々大切な人たちを
思いやる心だって愛に違いないと思いますよ。
あ〜ぜってぇ今「愛=男男間の恋愛 ってことがお前言いたいんやろ」
って思ってる人いるやろ!


で、ガラッと話は変わりますよ。あ〜はっは。
先日、十三にてバイトの休憩時間に
豚丼屋で夕食をとっていたんですよ。
注文してボーッとしてると
キャピキャピしたギャルJK2人と50代のオッサン1人が
一緒に入ってきたのです。


スーツの上に皮のコート、小脇にかかえる黒いバッグ。
ドラマの中のベテラン刑事のようなシブい風貌のオッサンでした。
一見すると、
「娘とその友達に晩飯をおごってやる父親」
ってかんじだったんです。
年齢的にちょっとムリあるかな、とは
思いますがさほど不自然には感じなかったですよ。
彼らの話を盗み聞きするまでは、ね。


JK「あたしら怪しく見えた〜〜?」
ベテラン刑事「そらあんなとこにガラ悪そうに座ってたらなぁ」
JK「めっちゃ寒かったわ〜。豚丼屋にはよく来るん?」
ベテラン刑事「週に2回くらいかな・・」
JK「豚丼ひさしぶりやわ〜・・おいしい〜暖まるわぁ〜」
ベテラン刑事「これからもっと暖まるんやで・・(小声)」
JK「キャハハ!」


いやいやいや、おかしいでしょう。
上記のやりとりは、僕が聞いていた会話の中から
断片的に切り取ってあるわけですから、
他にも多々不審な点があったことは言うまでもないですね。
推理してみましょう。こういうことではないでしょうか。


・・・<以下空想>


男は一日の仕事を終え、
「たまには十三でハメを外すか・・いやむしろハメるか」
と意気揚々と改札を出た。その時、股間のグレネードは
時計の針でいうと正午の位置。時刻は夜7時であるにも関わらず、だ。


ギラギラと妖しくアスファルトを照らす看板たち。
ここは天国か、それとも南国の楽園か・・
いや違う、ただの日本の一地域に過ぎない。日本も捨てたものではないな。
口の端から糸のように垂れる涎は、やがて川となり海へと
流れ着くだろう。男の欲望という大海へと。


どの店がいいかな、と物色しながらウロウロしていると、
すでに閉店してシャッターの下りた
クリーニング屋の入り口に、ダラしなく座り込み
タバコを吸っているJK二人組を見つけた。
短いスカートから垣間見える、青い彼女達の太ももは
瑞々しく張りがあった。
同時に、男のスラックスの前面部分にも「張り」が生まれた。


ベテラン刑事「お姉ちゃんたち、何してるんや」
JK「暇だからこうしてるだけ・・おじさんお金持ち?」
ベテラン刑事「まあ、姉ちゃんたちよりは・・な」
JK「ねえ、おこづかいちょうだい。あたしら困ってるねん」
ベテラン刑事「そうやなぁ・・そのためには・・な、わかるやろ?」
JK「いいよおじさん渋くてカッコイイし。」
ベテラン刑事「じゃあ・・とりあえず腹ごしらえでもするか?」
JK「うん!やったぁキャハハ!」


男と若い2人は歩き始めた。
たまたま目に止まったオレンジ色の看板。
男は、
「メシなんぞ安いものにこしたものはない・・
デザートには金に糸目をつけんがね・・ウッヒョヒョ」
と内心ほくそ笑みながら豚丼屋に入ったのだった。


・・<空想終わり>


絶対こんなかんじだと思いますよ。
会話をずっとぬすみ聞きしてたせいで、
休憩時間をオーバーしそうになりました。
くそーバイト中じゃなかったらあとつけていったのに。
いやぁ十三ってすごい街ですなあ。


愛に飢えた人々が愛を求める街・・。


おお〜オチがつながったつながった。
ノンフィクションですよん。