西祐樹〜遥かなる天竺〜 第一話

サークルでの最後のイベントである
「座談会&追い出しコンパ」が土曜日に行われた。
実はその前日、つまり金曜の夜から前夜祭と称し
タロー邸にて鍋パーティーをしたのでその模様を少し紹介したいと思う。


sakatan氏は寝坊して終電に乗り過ごすという
信じがたい不幸に見舞われ、夜中に原チャリにて参戦。
はるばる東大阪から極寒の中2号線を走破してきた彼は
もはや「煮こごり」のようであった。




際立つとろみとコク



前回同様、天○一品のスープの素をベースにした
通称「天一鍋」である。何より野菜を大量に美味しく食せるのが魅力である。




おなじみの面々



新鮮さのカケラもない獣のニオイしかしない面々であるが、
全く気兼ねも遠慮も必要ないのが魅力だ。
とにかく濃くて脂っこいパンチの効いた味を求め続ける英雄たちの姿である。


いつものようにヨダレとカウパーを飛び散らせながら
鍋にがっついていた我々であったが、ある時を境にして顔つきが変わった。
といっても、我々自身に異変が生じたわけではない。
鍋の中の様子がおかしい。
迫り来る強大で邪悪な気配に我々の動悸は止まらない。




産業廃棄物!
まさしく、早朝に飲み屋の前を歩いているとよく目にするアレである。


元々とろみが強い天一のスープは、煮込まれ続けると当然
さらにとろみが増し濃縮してゆく。
水を足して薄めてゆけば良かったのだが、意固地な我々は
ただ「ますらおぶり」を提唱するのみで、
水で薄めるという選択肢を消去してしまった。
選んだ答えは「そのまま続行」である。
ギャヒギャヒと狂喜乱舞しながら「中華麺」を投入したところ
恐るべし小麦パワーと言うべきか、スープがほぼ固体と化してしまったのである。


これを食べた直後から激しい胃もたれに襲われた我々4名。
さあ数時間後から始まる座談会に無事たどり着けるのか。
次回を乞うご期待。